ゆる言語学ラジオ
我が家には小学生が二人います。様々な知識、思考力、などを身につけられたら、より楽しく過ごせるだろうなと思っています。
いつもはその子育ての際にあった出来事を記事にしていますが、今回は私自身の「知識の杭」に関連する内容です。
ゆる言語学ラジオ
です。これはアマゾンオーディブルで視聴できるポッドキャストです。「このチャンネルがよかったです」という記事です。
アマゾンオーディブルは読み聞かせの補完としてたまに利用しています。
そのオーディブルで子どもたちが好きそうな読み物はないかなと検索していました。偶然「ゆる言語学ラジオ」がヒットしました。エピソードを見ていると以前読んだ書籍「算数文章題が解けない子どもたち」の著者の今井むつみ氏がゲストに登場していたりと子どもたちに限らず大人も含めたわたしたちの言語習得、数の概念の習得に関することが聞けるのかなと関心が向きました。
番組は堀元氏、水野氏のテンポの良い会話で進んでいきますお二人とも、様々な言葉が矢継ぎ早に出てきてついていくのが大変でした。しかし、内容はとても興味深いもので、私の中でぼんやりしている情報を言語化してくださる場面がよくあり、もっと聞きたいと思いながら聞いています。
私が聞いた中で良かったなと思った回は「子どもの言い間違い『つめたまる』が素晴らしすぎる【赤ちゃんミステイクアワード2 with今井先生#150(配信日13)」の回です。
- つめたい+あたたまる=つめたまる
- バヨッバヨッ:ショベルカーのオノマトペ
など子どもたちの言語に関する推測能力の高さを知ることができました。
他の回でも子どもたちの生まれ持った言語学習能力の高さや子どもたちに限らず、様々な単語の語源、言語とはどのようなものか、といったことを堅苦しくなく話してくれています。
下記のリンクです。
YouTubeで公開されたものがアマゾンオーディブルで公開されています。
図書館の検索機
我が家には小学生が二人います。様々な知識、思考力、などを身につけられたら、より楽しく過ごせるだろうなと思っています。
さらにこれらを楽しく身につけられたらいいですよね。そのように考えていましたら「楽勉(らくべん)」(※親野智可等氏の言葉)という言葉を知りました。
知識の杭をたくさん作ることができたらなといつも思っています。
楽勉だと思って試したことを紹介しますね。
図書館の検索機を時間がかかっても一緒に操作する
です。
図書館には館内の蔵書を検索できる端末があると思います。当時幼稚園だった我が家の子どもたちは、私が蔵書検索をしているのを見て、タッチパネルの操作をよくしたがりました。
ひらがな五十音図をタッチして入力します。利用者が少ないときは
「『か』」はどこかな?」
「次は小さい『つ』」
「その次は『ぱ』なんだけど、どこだろうね?」
などと私が言いながら一緒に操作しました。うちの子は、カタカナでやってみると難易度が高くなりました。ですが一緒に楽しく操作して読みたい本が館内にあるかどうか、あった場合は本の番号や表示された地図をもとに蔵書の宝探しゲームが始まります。
本人が見つけられる確率は5分の1くらいですが楽しんでいるようです。
小学生になった今では、自分で検索機を操作してプリントしたものを持ってきて「一緒に探そ」と読みたい本を探しに行くようになりました。
次は閉架の蔵書を、カウンターに本人がお願いできるようになると、自分の知りたい情報を探す力が増えるのかなと思っています。
また、話は少し変わるかもしれませんが、本のタイトルをすべて入力しなくても部分一致で検索できるということをどのように伝えたら理解できるのだろうかなどと考えています。(ここまででいいよと言っても、完全一致にこだわります。自然にわかることなのであえて説明する必要はないと思いますが、完全一致をしたがるのはどのような思考なのでしょう)
私も含めて、情報がたくさんある中で自分の望むものに、たどり着けるようになれると良いですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
にほんごであそぼのCDにはお世話になりました
我が家には小学生が二人います。様々な知識、思考力、などを身につけられたら、より楽しく過ごせるだろうなと思っています。
さらにこれらを楽しく身につけられたらいいですよね。そのように考えていましたら「楽勉(らくべん)」(※親野智可等氏の言葉)という言葉を知りました。
知識の杭をたくさん作ることができたらなといつも思っています。
楽勉だと思って試したことを紹介しますね。
「にほんごであそぼ」のCDを流すことです
私はどちらかというと口数が少ない方です。しかし、以前の記事にも書きました通り幼児期にたくさんの言葉のシャワーをかけてあげることがその後の成長にプラスに働くという本を読んでからは、なるべく私自身がしゃべるようにはしていますが、限界がありCDに頼ることもよくありました。
その中でよくかけたCDが「にほんごであそぼ」です。
たくさんの種類が出ていますが最初にかけたのは以下のものです。
このCDを聞いて「じゅげむ」を覚えました。
リピートで流している間に当時幼稚園児だった上の子どもはいつの間にか覚えていました。
他にも、
「蛙ぴょこぴょこ三ぴょこぴょこ、あわせてぴょこぴょこ六ぴょこぴょこ」
「何か用か九日十日 嘘を築地のご門跡、、、」
などなど私も覚えて子どもたちと覚えているかどうかの遊びをよくしました。
とても楽しい思い出です。
この他にも「にほんごであそぼ」のCDでよかったトラックは以下の通りです。
「一番初めはいちのみや、、、、」
「イチジク、ニンジン、サンショにシイタケ、ゴボウにムクロジ、ナナクサ、ハツタケ、トオガン」
などです。
イチジク、、、ではムクロジってなに?と聞かれましたが知りませんでしたので一緒に辞書を調べるきっかけになりました。(小学生用の国語辞典には掲載されていませんでしたので大人用の辞書を一緒に調べることができました)
「いちじゅうひゃくせんまん」では数ってとても大きなものがあるんだよという話をするきっかけになりました。理解したかどうかは定かではありませんが「無量大数」って1の右にゼロが68個もある大きな数字だよということを話すことができました。そこから無量大数より大きな数字ってあるの?とか数についての話をすることができました。
小学生になった今でもたまに車の中でかけると一緒に歌ったりして楽しんでいます。
ことばあそびをするにはもってこいのCDです。
今でも時々お世話になっています。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
読後感想「算数文章題が解けない子どもたち」
タイトルの本をアマゾンオーディブルで偶然見つけました。気になってすぐに視聴しました。音声だけでは理解できなかったところもありテキストの本も読むことにしました。
この本の中にあった例題(内容は少し変えました)を子ども(一年生)に出してみました。
私「船の中に羊が20匹、やぎが10匹います。船長さんは何歳でしょう」
子ども「30さい」
私「...」
子ども「まちがっているの?」
私「正解は「船長さんの年齢はわかりません」」だよ
子ども「そんなの問題じゃないよ」
このやり取りを通して文章題を解くということは様々な認知能力を使うのだなと感じました。
20+10=30
を知っていても、それをどの場面でどのように使えばよいのかを的確に想像しないと文章題の正解にはたどり着けないのだと思いました。そして、それはこの本に書いてあるとおり、子どもたちにとっては大人が思う以上に困難なことなのだと実感しました。
それを認識したうえで子どもたちに算数の文章題を教えないと「なんでこんなことがわからないのだろう」と思ってしまうところでした。
この本には私がこれまで認識していなかったことが書かれていました。それは以下の通りです。
- 子どもたちは大人(少なくとも私)たちが思っている以上に数や言葉に対する認識が少ない。
- 文章題の問題文をよんで的確に状況を想像するのはとても難易度の高いこと
1については一例ですが次のように書かれていました。
「小学生は、まず数のシステムを学ぶ。1から10まで、次に10から100まで、100から1000まで、と数え方を学んでいく。多くの子どもは、乳幼児期には、モノとの対応で数を理解する。モノの数を数えるために「数」が存在すると思っているのである。したがって自然数ではない数、つまり小数や分数で、その意味を理解することに高い壁がそびえている。」
またこういった数に対する思い込み(当然の思い込みですが)を「スキーマ」(人が経験から一般化、抽象化した、無意識に働く枠組み知識)と呼んで数の概念に対する正確な理解を妨げているとも書かれていました。
2については文章題を解くためには様々な認知能力を同時に働かせるので単に計算ができるというだけでは正解にたどり着けないとのことでした。
様々な認知能力とは以下の5つです。(詳細は書籍を参照ください)
- 実行機能
- 作業記憶能力
- 視点変更能力(他者視点取得能力)
- 推論能力
- メタ認知能力
これらがうまく働かないと問題文に出てきた数字を知っている演算(よくあるのは授業で習ったばかりの演算)にあてはめてとにかく答えをだせばよいと思ってしまうとのことでした。(冒頭の子どもとの会話の通りです)
これらのことは年齢が高くなれば生活の中で自然にわかってくるものと思っていましたが学校での授業の進度の方が子どもたちが経験値を積んで数に対する認識を高めるスピードよりも速いことが多いのでそのずれを補っていくのが大切なのかなと感じました。
人間が数の概念を生み出したとき、最初はモノを数えるためだったと思いますが、次第に小数、分数、負の数、....とその範囲を広げてきました。これらは必ずしも普段の生活のなかの実例にあてはめられることはないと思います。
「負の数かける負の数は正の数になる」ってあまり実例が思い浮かびませんよね。
実例がなくてもそのように定義することで概念の範囲を広げてきたんだと思います。
数の概念への認識の少なさに加えて、たくさんの認知能力を働かせて文章題を解くことがそのハードルを高めていると思います。
子どもたちと一緒にこれらを解くときはじっくり落ち着いて取り組めたらと思いました。
とてもいい本に巡り合えました。
記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
算数文章題が解けない子どもたち: ことば・思考の力と学力不振
算数文章題が解けない子どもたち ことば・思考の力と学力不振 [ 今井 むつみ ]
学習まんがの伝記
我が家には小学生が二人います。様々な知識、思考力、などを身につけられたら、より楽しく過ごせるだろうなと思っています。
さらにこれらを楽しく身につけられたらいいですよね。そのように考えていましたら「楽勉(らくべん)」(※親野智可等氏の言葉)という言葉を知りました。
知識の杭をたくさん作ることができたらなといつも思っています。
楽勉だと思って試したことを紹介しますね。
学習マンガの伝記
です。
マンガは多くの人が読み始めるハードルが低いですよね。私も同様なタイトルでテキストの書籍とマンガがありましたら、まず後者を手に取ります。
情報量は圧倒的にテキストの方が圧倒的に多いですがマンガの方が大事な情報を著者が選択して描いてくれていると思います。
我が家の小学生の上の子も学習マンガが好きです。
図書館で最初に手にした学習まんがの伝記は「津田梅子」でした。なぜ津田梅子を手にしたかというと、児童向けの付録付き雑誌に彼女の伝記マンガが掲載されていたからです。図書館で見つけた伝記マンガの表示がとても可愛く描かれていたので「読みたいっ!」て思ったようです。読んだあとは、「外国に行ったんだって」など伝記から得た知識を教えてくれました。
その後は図書館に行くと色々な伝記マンガを見つけてはその場で読んたり借りたりしています。
リンカーンってどうしてひげを生やしていたかというと「そのほうが立派な顔に見えて大統領になれるよ」と女の人からアドバイスを受けたからだよ
スティーブ・ジョブズは自分で作った会社を辞めた後にもう一度その会社で仕事をしたときは給料はなかったんだよ。
津田梅子って渋沢栄一に会ったことがあるんだって。
ライト兄弟ってしってる?と聞くと「はじめて飛行機作った人でしょ」
などなど、私は特に教えていませんでしたが伝記漫画で得た情報を教えてくれたりします。これはふとした会話や街の中、テレビ、動画、ポスターなどでこれらの人物の名前が登場するときに話題にすることができるなーと思います。
伝記に登場する人物は、名前を知っている人が多い人物(あたりまえですよね)でその分、世の中のメディアで登場する回数が多いと思います。ですので、「あっ!この人知ってる」となる確率が高い人物だと思います。
いろいろな場面で「あっ!この人知ってる!」となり、そこから話が膨らむことを願っています。
学習まんがの伝記についての記事でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
学習まんが 世界の伝記NEXT 津田梅子 (学習漫画世界の伝記NEXT 集英社版)
学習漫画 世界の伝記 NEXT スティーブ・ジョブズ コンピュータで世界を変えた情熱の実業家
学習漫画 世界の伝記 リンカーン どれい解放をおこなった大統領
他にもたくさんの人物がマンガになっています。私も名前しか知らない人物のものをたまに読んだりしています。「スティーブジョブズ」を子どもが読んだ後に私も読んで彼の一生を知りました。
生き物の名前
我が家には小学生が二人います。様々な知識、思考力、などを身につけられたら、より楽しく過ごせるだろうなと思っています。
さらにこれらを楽しく身につけられたらいいですよね。そのように考えていましたら「楽勉(らくべん)」(※親野智可等氏の言葉)という言葉を知りました。
知識の杭をたくさん作ることができたらなといつも思っています。
楽勉だと思って試したことを紹介しますね。
出会った生き物の名前をなるべく詳しく伝える
です。
家から一歩外に出るとたくさんの生き物に出会います。小学生は大人に比べて身近な生き物に興味があると感じています。ダンゴムシが好きだったり、バッタや蝶などを見つけるととても嬉しそうに教えてくれます。
また、雑草にもとてもきれいな花を咲かせているものがあります。
これらの生き物(昆虫、花、鳥など)に出会ったときになるべく詳しい名前を伝えるということをよくします。
例えば、えんどう豆のような実がちいさくなるこの花は
「カラスノエンドウ」
そしてもう少し小さい葉や花があるものが
「スズメノエンドウ」
名前の由来もカラスノエンドウよりも小さいということからついたようです。ちなみに「カラスノエンドウ」は実の詰まったさやが黒くなるために「カラス」とついたようです。
またよく見る小さくてかわいいこの蝶は「ヤマトシジミ」
初めてみたときは蛾と思った
「セセリチョウ」(最近知りましたが「イチモンジセセリ」というそうです。羽の模様が1列に並んでいるからその名がついたようです。)
他にも
アオスジアゲハ
などなど(生き物以外も書いてしまいました)
何回か繰り返して使っているとこの内のいくつかは覚えてくれていることがわかります。
共通の言葉を知っているとそれを通して親子間でお話が少しでもしやすくなるだろうとも思って生き物(生き物以外の様々なものも含みます)の名前を伝えています。
またこれらが功を奏して、話が弾んだ、知識の杭が作られていてそこから発展したといった事例がありましたら投稿しますね。
サイホン→国語辞典見出し語クイズ
我が家には小学生が二人います。様々な知識、思考力、などを身につけられたら、より楽しく過ごせるだろうなと思っています。
さらにこれらを楽しく身につけられたらいいですよね。そのように考えていましたら「楽勉(らくべん)」(※親野智可等氏の言葉)という言葉を知りました。
知識の杭をたくさん作ることができたらなといつも思っています。
楽勉だと思って試したことを紹介しますね。
お風呂でのことです。
浴室内には水鉄砲、壁に落書きできる石けんでできたクレヨンなど遊び道具がたくさんあります(どんなものでも遊び道具になりますね。例:ペットボトル、ビニール袋、ストロー、洗面器などなど)
お風呂での遊びで「すごーい!」「不思議!」となったものがありましたのでご紹介しますね。
サイホン です
テキストで説明しますと
- 「液体を低いところへうつすとき、とちゅうに高いところがあっても(大気の圧力で)それをのりこえてうつせるようにしたしくみ。」(学研 新レインボー小学国語辞典 改定第六版より)
図で説明しますとこんな感じです。
以下のような手順でサイホンの仕組みによる浴槽内のお湯の一部を外に流しました。
使用道具
- 50cm程度のホース(実際はおもちゃの蛇腹のホースを使いましたがどんなホースでもOKです)
手順
- 「今から手品をするね」と子どもたちに宣言する
- くねくね曲がるパイプまたはホースなどを浴槽内に沈めてホース内をお湯で満たす
- ホースの両端を指で栓をする
- ホース内のお湯がこぼれないようにどちらか一方の端を浴槽の外に出す(両側の栓はしたままです)
- 外に出した方の端を浴槽の水面より下にする
- 「これからどうなると思う?」と質問する
- 両端の栓を外す
- 「ワーッどうしてお湯が出てくるの?」という反応がある
- 「空気がお湯を押すからみたいだよ」「詳しい説明はうまく説明できるようになったらするね」
子どもたちは、お湯が液面より高いところにあるホースを通ることが不思議だったようです。私も「大気圧が液面を押す」という原理を知っても力の作用をなかなかイメージできませんので子どもたちと一緒に「わーっ!」と毎回非日常感を抱いて何度もやってしまいます。
数日後、過去記事のような「国語辞典見出し語あてクイズ」でサイホンを問題にしてみました。
この本文中にもあるように
- 「液体を低いところへうつすとき、とちゅうに高いところがあっても(大気の圧力で)それをのりこえてうつせるようにしたしくみ。」(学研 新レインボー小学国語辞典 改定第六版より)
ってなんだと思う?と問題を出してみるとすぐには答えは見つからなかったけど「この前お風呂で実験したホニャララだよ」とヒントを出すと「サイホン?」と自信なさげでしたが答えが返ってきました。
楽しかったのでご紹介しました。よろしければぜひ、お子様と一緒にサイホンの仕組みを体験してみてください。