我が家には小学生が二人います。様々な知識、思考力、などを身につけられたら、より楽しく過ごせるだろうなと思っています。
さらにこれらを楽しく身につけられたらいいですよね。そのように考えていましたら「楽勉(らくべん)」(※親野智可等氏の言葉)という言葉を知りました。
知識の杭をたくさん作ることができたらなといつも思っています。
楽勉だと思って試したことを紹介しますね。
お風呂でのことです。
浴室内には水鉄砲、壁に落書きできる石けんでできたクレヨンなど遊び道具がたくさんあります(どんなものでも遊び道具になりますね。例:ペットボトル、ビニール袋、ストロー、洗面器などなど)
お風呂での遊びで「すごーい!」「不思議!」となったものがありましたのでご紹介しますね。
サイホン です
テキストで説明しますと
- 「液体を低いところへうつすとき、とちゅうに高いところがあっても(大気の圧力で)それをのりこえてうつせるようにしたしくみ。」(学研 新レインボー小学国語辞典 改定第六版より)
図で説明しますとこんな感じです。
以下のような手順でサイホンの仕組みによる浴槽内のお湯の一部を外に流しました。
使用道具
- 50cm程度のホース(実際はおもちゃの蛇腹のホースを使いましたがどんなホースでもOKです)
手順
- 「今から手品をするね」と子どもたちに宣言する
- くねくね曲がるパイプまたはホースなどを浴槽内に沈めてホース内をお湯で満たす
- ホースの両端を指で栓をする
- ホース内のお湯がこぼれないようにどちらか一方の端を浴槽の外に出す(両側の栓はしたままです)
- 外に出した方の端を浴槽の水面より下にする
- 「これからどうなると思う?」と質問する
- 両端の栓を外す
- 「ワーッどうしてお湯が出てくるの?」という反応がある
- 「空気がお湯を押すからみたいだよ」「詳しい説明はうまく説明できるようになったらするね」
子どもたちは、お湯が液面より高いところにあるホースを通ることが不思議だったようです。私も「大気圧が液面を押す」という原理を知っても力の作用をなかなかイメージできませんので子どもたちと一緒に「わーっ!」と毎回非日常感を抱いて何度もやってしまいます。
数日後、過去記事のような「国語辞典見出し語あてクイズ」でサイホンを問題にしてみました。
この本文中にもあるように
- 「液体を低いところへうつすとき、とちゅうに高いところがあっても(大気の圧力で)それをのりこえてうつせるようにしたしくみ。」(学研 新レインボー小学国語辞典 改定第六版より)
ってなんだと思う?と問題を出してみるとすぐには答えは見つからなかったけど「この前お風呂で実験したホニャララだよ」とヒントを出すと「サイホン?」と自信なさげでしたが答えが返ってきました。
楽しかったのでご紹介しました。よろしければぜひ、お子様と一緒にサイホンの仕組みを体験してみてください。